2022年のアニメを代表する作品となったリコリス・リコイル。(公式略称:リコリコ)
作中には主人公の錦木千束、井ノ上たきなをはじめ、多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、発するセリフには数々の名言や、後の展開につながる伏線が仕込まれています。
本記事では、その中から第1話に関する名言や伏線を紹介・解説していきたいと思います。
※13話(最終話)までのネタバレを含みますので、お気を付けください。
今日も天気で私も元気、ありがたい *千束*
本作品の最初のセリフ。
1話開始時点では物語の主人公『錦木 千束(にしきぎ ちさと)』の明るく元気なキャラクターを視聴者に印象付けるセリフ。
後の展開で、千束の心臓は人工心臓であり、長くはもたない=残り僅かな命であることが明かされており、”私も元気”という部分には「今日も生きている」「新しい1日をまた迎えられた」という思いが込められたセリフにも聞こえますね。
”ありがたい”という言葉は人工心臓、そして人助け(千束視点)という使命を与えてくれた”救世主”への感謝のセリフのように思えます。
大きな街が動き出す前の静けさが好き *錦木千束ナレーション*
千束の好きなもの。
このセリフの続きがリコリス・リコイルという物語の主人公である錦木千束の正義であり、守りたいもの。
最終話の真島との決戦、互いの正義を賭けた戦いにて、千束の大切な大切な小さな世界が何かが本人の口から語られましたね。
社会を乱す者の存在を許してはならない。存在したことも許さない。消して消して消して、きれいにする。*錦木千束ナレーション*
「消して消して消して」は存在を”消す”以外にも、直前の「存在したことも許さない」ともつながており、「決して決して決して」と「消して消して消して」のダブルミーニングになっている?
冗談は顔だけにしろよ、酔っ払い *千束*
食べモグの口コミにあったかわいいホールスタッフは自分だと主張するミズキに、千束が言い放った言葉。
見た目のかわいさとのギャップが、より錦木千束という少女を引き立て、魅力あるキャラに印象付けたセリフ。
この娘が~、よろしく相棒 *千束*
ミカにたきなを紹介された時のセリフ。
長らく相棒と呼べる存在のいなかったであろう千束の、相棒ができたことへのよろこびが満面の笑顔に表れているシーン。めっちゃかわいい…
リコリコへようこそ~ うっひひひ~ *千束*
たきなを歓迎する千束のセリフ。
ここからリコリス・リコイルという2人の物語が始まりましたね。
この直前の2人の自己紹介を見守るミズキの柔らかい表情は”千束のお姉さん”感が出ていて素敵です。
個人のためのリコリス *たきな*
リコリコでの仕事内容を知らされていなかったたきなが、千束から聞いたときに出た言葉。
最終話の真島との決戦で千束が守りたかったのはリコリコという”小さな”世界。
リコリスとしての活動も”日本の平和”ではなく”個人のための”という千束の信念が見えてくるセリフではないでしょうか。
ちなみに上の画像は、会話の最後に千束がたきなに「力を貸して」と手を差し伸べるシーン。
第1話ではまだ千束がたきなを先へと引っ張る関係だったんですよね。
壊れて出来た意味もあるんじゃない? *千束*
旧電波塔の存在意義を問うたきなへの返しのセリフ。
千束自身について言っているようにも…はたして壊れて出来た意味とは……?
エンディングちさたき 春→夏→秋→夏?
千束とたきな(ちさたき)が、リコリコで2人の時間を重ねていく演出か?
ではなぜ秋の次が夏?なのか?
答えは最終話Cパートにありましたね。
まさか1話のEDから、最後のシーンが暗示されていたとは…!
Easy does it *タイトル*
”あわてずゆっくりね” ”力を抜いて気楽にね” ”落ち着いて” といった意味のイディオム。
リコリコで成果を上げDAに少しでも早く戻りたいと気を張るたきなへの、千束からのメッセージが込められたタイトルで。
喫茶リコリコに来たての、肩ひじ張った状態のたきなに贈るのにはぴったりなタイトルですね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
物語の導入、初見では主人公である千束の表情豊かで明るい言動やガンアクションに目が行きがちでしたが、後々どころか最終話につながる伏線も描かれていたんですよね。
筆者もまだまだ考察不足や認識違いなどあるかと思いますので、「ここの解釈はこうじゃない?」等、みなさんのお考えをコメントいただけるとうれしいです。
2話以降も随時まとめていきたいと考えていますので、また読んでいただけると幸いです。
それでは。さかなー
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